NIKKEI全国社歌コンテストさる山さる子に投票する　

　

「今の若い人達は、『欲』が無い。仕事を直ぐに辞めてしまう。」
　

という言葉をよく聞いたり、目にしたり（ネットなど）します。
　

しかし、「どうも違うような気がする。」と、私は思い始めました。
何故なら、さる山に相談に来る若い人達は皆、『欲』があり、頑張って働いているからです。
　

確かに、「直ぐ辞める。」は当たっていますが、それは、彼らなりの思いや考えがあってのことです。
　

「頭ごなしに理不尽なことで怒られる。」、「仕事の提案をしても取り合ってくれない。」、「上の人間にやる気が無い。」
　

等など、若い人達から「怒り」さえ感じます。
　

社会に出たての若者は、大きな夢を抱き、新しい道を切り拓いていく力があり、無鉄砲で怖いもの知らずです。（算命学では、天南星という青年の時代を表しています）
　

時に、目上の人とぶつかることもあるでしょう。
　

成長していないのは大人の方では？

私自身、若い頃は反抗的（今もその片鱗はありますが）で、なんだかモヤモヤしたものを抱えていて、社会人３年目にして仕事を辞めようと思ったことがあります。
　

上司に、「会社辞めます。」と伝えると、なぜ辞めたいのか理由を聞かれ、上司は静かに私を諭してくれました。
私は納得した上で上司の話を受け入れ、仕事を続けることにしました。
当時の上司達は、とても大人だったと思います。（３０代後半くらいだったかな）
　

今の若い人達の話を、私の経験に重ねてみると、私達大人が大人として成長していないのではないか？「若い者に『欲』が無い。」と、勝手に思い込んでいるのは、私達大人なのではないか？と考えたのです。
　

昔の上司達を思い出し、大人として若い人達の声に、しっかり耳を傾けるような人間になりたい、と部下を持たない私は思うのでありました。
　

頑張れ！若者よ！