神経が繊細で、物事に敏感に反応する人は、ほとんどの場合、お腹が弱い人が多いです。
　

そのことに気づいたのは、整体師になって間もなくのことでした。
それに気づいたことで、体だけ整えようと思っても、どうにもならないこともある、という思いに至りました。
　

そんなことがあり、算命学を学ぶことになったのですが、この神経の敏感さと腸の関係については、算命学でも説明がつきました。
　

繊細さを現す星が、十大主星の中で『調舒星（ちょうじょせい）』という星なのですが、この『調舒星』は、五行でいうと火性であり、火性は臓器でいうと、心臓と小腸にあたります。
　

そして、『調舒星』を持つほとんどの人は、お腹を壊しやすかったりします。
人体星図の縦線（頭、胸、腹）に出ている人ほど、その傾向は強いです。
　

繊細さや敏感さは、それ故に精神的なストレスを生みやすく、脳内で起こったストレスが原因となって、自律神経を通り小腸を刺激するとも言われています。
　

西洋医学において、脳と小腸との関係は、長年の研究により証明されたようですが、東洋医学においては、すでに、精神性と小腸には密接な関係があることを、数千年も前から唱えられていました。
　

子どもが、イヤなことがあると、お腹が痛くなるのも、このストレスが原因なんです。そういう子ほど、繊細な神経を持っているので、頭ごなしに怒らず、理由を聞いてあげてくださいね。
そして、その子の人体星図には、『調舒星』があるかも知れません。
　

ちなみに、さる山の隊長は、チョーお腹が緩く、人体星図には、しっかりと『調舒星』が表出しているのでありました。
それも『腹』に。
　

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