4 トリアージ

友人Kさんとの会話。

そら 「隊長に、たまに険しい山に連れて行かれるんだけど、山の斜面をあるいている時、隊長は絶対に私の下には立たないんだよ。」

Kさん 「それって・・・」

そら 「そう。私が滑落しても、巻き込まれないポジションを必ず保ってるの。」

Kさん 「そらさんの方が滑落しやすいって思っているってことだよね。それって、ちょっとひどいんじゃないの?」

そら 「この話だけ聞くと、そう思えるんだけどね。滑落した人に巻き込まれて、一緒に谷底に落ちてしまったら、何もできなくなるじゃない。でも、一人でも助かっておけば、助けを呼びに行くこともできるって。」

Kさん 「なるほどねぇ。今まで、女の子と一緒に歩くときは、自分が支えられるところにいるのが当たり前って思っていたけど、そういう考え方もあるんだね。」

そら 「まぁ、理屈ではそうだなって分かるんだけど、気持ちとしては複雑だよ。女の子には、一緒に滑落する人の方が優しいと思われて、確実にモテると思うし。」

Kさん 「うーん、でも、これからそういう場面に出くわしたら、隊長を見習ってみるよ。」

そらまめ

そら 「借金も同じことみたいだよ。例えば子供が借金でどうしようもなくなったときに、親が借金を肩代わりしたりすることあるじゃない。それで親も共倒れになって、生活が成り立たなくなったりすることがある。
でも、隊長によると、そういうときには、心を鬼にして借金の肩代わりを断った方がいいんだって。」

Kさん 「え、そうなの?」

そら 「自分が無事なら、子供が路頭に迷ったときに身を寄せる場所を提供したり、ごはんを食べさせたりできるじゃない。一緒に破綻しちゃったら、自分も子供も行くところを失うの。」

Kさん 「なるほど~。」

そら 「子供から助けを求められたときは、その借金を返すんじゃなくて、破産のための弁護士費用とかを持ってあげるといいみたいだよ。」

そらまめ

『トリアージ』というのは、対応人員や物資などの資源が通常時の規模では対応しきれないような非常事態に陥った状況で、最善の結果を得るために、対象者の優先度を決定して選別を行うこと。(by Wikipedia)

非常時においては特に、感情で動かない方がいいのだろうなぁと思うのです。
私たちには、通常時には鬱陶しくて、非常時にとても頼りになる隊長がついているので、まぁ、安心なんですけど~。

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