どんな仕事にも通じることだと思いますが、仕事で大切なのは、相手の話をよく聞くことではないでしょうか。
「よく聞く」というのは、相手の置かれている環境や立場、そして、それについてどう感じているのかをしっかり聞く、ということなのですが、占い師が、お客様の望む方向へ導くためには、絶対に欠かせません。
例えば、お客様から、「自分に合った職業は何か」或いは、「自分は何を目指したら良いのか」という相談をよく受けるのですが、これは、未来についての相談です。
そして、お客様の現状や心に思っていることを、あれこれと聞き出すのですが、すでに、ご自身に合っている環境(職業や取り組んでいること)にいると、分かることもあります。
「すでに、ご自身に合っている道に進んでいますよ。」
と、お伝えすると、皆さんビックリされますが、何故そうなのかを、お客様が納得するよう説明することが大切です。
占い師になりたての、「占い師あるある」の中に、占いで出た答えを、お客様に押しつける(状況に無理やり当て嵌める)、というものがあります。
お客様の話を聞かずに、占いで出した答え(答えにもなっていませんが)を、伝えようとするのですが、そうすると、お客様の質問と占い師の答えが、チグハグになってしまいます。

占い師「見えます。」 相談者「そんなこと聞いてないって。」
私も占い師として駆け出しのころ、やっていたと思います。
こうして長年、占いの仕事に携わって来ましたが、鑑定をする上で、『お客様の話をよく聞く』=『お客様の現状を知る』ということは、最も大切なことであり、冒頭にも書きましたが、それは、どんな仕事でも忘れてはいけないことなんだと、実感する毎日なのです。
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