私(さとう)は、今年の8月にコロナ感染症に罹患し、現在も軽度の後遺症が残っています。
以前、ブログでもお伝えした嗅覚障害で、その後2ヶ月くらい経った頃から、激しい抜け毛の症状が出始め、昨日書いたように、現在も進行中で頭が寒いです。
お店のお客様にも、コロナに罹患した方がおられますが、先日、私と同じ頃に罹患され、その後、重い後遺症にずっと悩まされてきたSさんの体験談(まだ完全には回復していないとのことです)を、お伺いすることが出来ました。
「多くの人が苦労していると思うので、ほかの人に知ってもらうのはいいことだと思っています。」と、メールで詳しく教えて下さいましたので、全文を掲載します。
Sさんの体験談
私の場合、倦怠感が一番強かったと思います。
一言に倦怠感といっても、普通の人が仕事などで疲れるのとは明らかに違っていて、私が一番ひどい時の症状としては、まず、37度くらいの微熱が続き、少し動くだけであっという間に38度くらいまで体温が上がっていくので、あまり動くこともできませんし、また、体が常に重たく感じて、少し起きて何かをすると動悸が激しくなり、体全体がズキズキする感じがします。
少し調子がよくなって、一度、本屋に行ったのですが、途中で動けなくなって、しばらく椅子で休んで何とかバスに乗って帰ってきたことがありましたが、その後、2日間はほぼ寝たきりの状態になってしまいました。
また、朝、掃除機を二、三分かけただけで、その日は寝たきりになるときもありまし、本を読んでも1ページも読むこともできませんでした。
頭を使っても疲れるのだとその時は思いました。
私の体調が回復するきっかけは渋谷にあるヒラハタクリニックというところに行ってからです。
そこは後遺症患者の駆け込み寺みたいなところなのですが、そこで検査して分かったのは、体が炎症していることと、若干血栓があることで、慢性疲労症候群の状態を表す指標があるのですが、10段階のうちの7番目に悪いほうで、また、そこで、いろいろな注意事項や、治療法の説明をうけました。
コロナ後遺症患者の90パーセント以上は鼻の奥の上咽頭が炎症しているので、耳鼻科に行ってBスポット治療をすることと、絶対に疲れることをしないことを言われました。
上咽頭は人の免疫機能にとって重要な場所のようで、実際に初めてその治療を受けた瞬間に、体が反応した感じがして、その後、微熱は治まるようになりました。
また、散歩は絶対にしてはいけない、と言われ、体力を回復しようとして散歩をすると悪化し、寝たきりになり介護を受けることになるといわれました。
実際先生はそんな患者を何十人とみてきたそうです。
なので、体調がよくなったら、少し負荷をかけて二週間様子をみて、もし大丈夫だったら、また少し負荷をかけて二週間様子を見るということをすすめられ、私の場合、3~4か月はかかるのではないかと言われました。
まだ、今でも、背中はズキズキするときはあるので、もうこれは治らないかなとあきらめていますし、時々急に疲れが襲ってくる時があるので、動くときには気を使っています。
あと、抜け毛もあるようで、少し頭が薄くなったような気がします。(笑)
メールを拝読して、私の罹患中も同じ症状がいくつかあり、中でも「強い倦怠感」と「体の痛み」は、かなり強く出ていて、「本当に治るのだろうか?」という心配もよぎりました。
仕事に復帰するまでは、徐々に体を慣らしていきましたが、それでも1週間程度だったと思います。
Sさんのように、何ヶ月もかかる場合があるようで、ネットで調べたら、感染後の後遺症が、3ヶ月から半年続く人の割合が、だいたい26%だそうです。
あの症状が、後遺症としていつまでも残るのは、心への負担もかなりのものだろうと感じました。
後遺症についての相談は・・・
東京都のサイトで、「後遺症」の存在を周知するための『新型コロナウイルス感染症 後遺症リーフレット』を見つけました。
後遺症に関するデータや、病状、そして後遺症の相談窓口が紹介されています。
自治体によっては、後遺症に取り組んでいるところと、そうでないところがあると思いますが、ネットで検索するとコロナの後遺症の治療を行っている病院が、いくつも上がってきます。
もしも、コロナに罹患した経験があり、その後、自分の身体に違和感を感じる方は、一度、受診してみてはどうでしょうか。
Sさんのように原因を見付けることで、時間はかかるけど改善に向けた治療方針も決まるのだと思います。
Sさん、そして皆さんの回復を、心から願っています。
そして、私の抜け毛も止まって欲しい…。
次回の算命学基礎理論ブートキャンプは
2021年12月25,26日(土日)です。
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