先日、定休日の前日に隊長から電話がありました。
隊長「りえちん、明日は皆(隊長、そら、さとう)で群馬までラーメンを食べに行きますよ。」
さとう「群馬?ラーメンを食べに?何が何だか分かりませんが了解です。」
と電話を切り、わざわざ群馬までラーメンを食べに行くということは、何かあるはずだと思いましたが、その答えは明日になれば分かるので聞くのを止めました。
翌朝、隊長の運転で9時過ぎに相模原を出発し、すぐにその答えが明らかになりました。
そら「なんで群馬までラーメンを食べに行くかと言うと、そこの中華屋さんで100才のおばあちゃんが働いてるの。それで、おばあちゃんから元気をもらうために行くんだよ。」
と、そらちゃんが教えてくれました。
おばあちゃんから元気をもらう
なるほど、そういうことかと裏に隠れた隊長の意図も理解しました。
隊長は、去年の暮れにテレビで100才のおばあちゃんが未だ現役で働いているという番組を観て、おばあちゃんの姿に感激し、いつか行ってみようと思ったそうです。
実は、隊長とそらちゃんは2週間くらい前に、既におばあちゃんに会いに行っていました。
そら「おばあちゃん、元気でキビキビ働いてたよ。とても100才には見えなかったよ。」
隊長「100才でも、あんなに頑張ってるんだからね。りえちんもまだまだ頑張れるってことだよ。」
隊長は、私にそのおばあちゃんが働いている姿を見せたかったのです。
私が「年だから」とすぐにぼやくのを見て、100才になってもこんなに働ける人もいるのだから、頑張って欲しいという願望が隊長にはありました。
そう簡単には、おばあちゃんには会えない
9時に相模原を出発すれば、12時前には藤岡市にある、お婆ちゃんのお店に到着するだろうと予測していました。
しかし、圏央道に入った途端に、渋滞に巻き込まれたのです。
そらちゃんがスマホで調べると、八王子付近で起きた事故によるものだと判明しました。それでも、下道で行くよりも高速の方が進むだろうと考え、高速を降りずに走り続けました。
しかし、「急にお腹が・・・。」と、そらちゃんが言い出し、高速を降りてコンビニへ直行です。その時、時刻は11時で、2時間経ってもまだ相模原にいました。
どちらにせよ、高速は大渋滞で進まず、下道を選んで途中で高速に乗ることになりました。
ところが、下道も大渋滞で、車は止まったり走ったりを繰り返しながら、少しずつ前に進んで行きました。
途中、長いトンネルの中をトロトロと走っていたら、トンネル内が明るくなり、後方を見ると、「わぁ!」と子どものような気持ちになったのです。
初めての光景でした。
さとう「白バイが何台もいるよ!女性のドライバーもいるよ!」
そら「初めて見るね!トイレに行かなかったら見られなかった!」
さとう「本当だね!」
とキャッキャ言いながら、二人は車の窓を開け、スマホを手にして白バイを撮りまくりました。
ワクワクするようなイベントは終わりましたが、まだまだ渋滞は続きます。
おばあちゃんには、まだまだ会えない
隊長から「お店の開店時間は、何時まで?」と聞かれ、私はスマホで調べ、「14時半だって。」と答えると、ギリギリ間に合うかなと話していました。
そんなこんなで、やっと藤岡市に付き、おばあちゃんのいるお店を目指します。
すると、
そら「閉店時間、14時になってるよ。」
さとう「え?私が見ているサイトでは、14時半だと…。」
隊長「なんてことですか。間に合いませんよ。」
はい、間に合いませんでした。
隊長「おばあちゃんに会うのが目的なので、夜の営業時間にまた来よう。その間に、もう一つの目的を果たしに行こう。」
と、来た道を引き返し、そこから50分ほどの、別の目的地に向かうことになりました。