先日の記事の流れで、動物がらみのことを書いてみようと思います。
ペットの不思議
子供の頃から、ずっと不思議だったんです。
映画などで出てくる悪人が、ペットの猫や犬を本当に可愛がっていて、信頼もしていて、ペットもそれに応えて愛情を返すわけで、人にはどんなに冷酷な人でも、どうしてペットには冷酷にならないんだろうと思って。
また、ペットや動物がどんなに馬鹿な行動をしても、失礼な行為でも、イタズラしても、許せるし、可愛いとすら思うのに、同じようなことを人間がしていると、どうして蔑んだり、イライラしたり、許せなかったりするんだろう。
動物であれば、どんなに不細工でも、そこが愛おしいなどと思うのに、どうして自分の不細工さは受け入れられないんだろう。
家族でさえ信用出来ない人でも、犬の事は信用したりするし、
子供よりもペットの方が可愛いという声も聞くことがある。
失えば、肉親を失った時よりも大きなロスになることがある。
人間は、動物が住めなくなるよう環境を平気で壊したりもするけど、
相手がペットになると、人間は全く勝てない。
尽きない謎
パートナーとして、こんなに信頼し合って、生活を共にしながら、動物と人間の間には、歴然とした違いがあるようだけど、その差はなんなんだろう。
考えるほど、不思議。
と、犬と一緒に暮らしながら、いつも思っていたんです。
一つは、次元の異なりというのがあると思います。
生きる場所が違うものは、自分と同じには考えない。
生きる場所が同じだからこそ、比較をしてしまうわけです。
また、期待値というのもあると思います。
人間であればできて当然、できなきゃおかしいという思いが、非難につながるわけです。
ということは、比較をせず、期待もしなければ、人間同士でも、動物のように愛することができるんだろうか?とか。
また、この子には自分しかいないという現実が、強固な信頼関係を生むのだろうか?とか。
謎は尽きないし、おまけに、こうすれば良いんだという姿を見せてくれる存在でもある。
動物って不思議。
というか、一度動物を通して人間を眺めると、改めて、人間ってホントに不思議だと思いません?