夫の父から譲り受けた車には、10年前のナビがついている。
更新されないナビなので、10年前の道路情報のままだ。

山林や田畑を、切り拓いて作られた新しい道を走ると、ナビには道なき道を突っ走っている画像になっている。
ナビにしてみれば、「あんた、どこ走ってるの?暴走してるの?」って思っているに違いない。(いや、機械だし、思わないし)
そうなると、ナビが知っている道に出ない限り、音声案内をしなくなる(出来なくなる)のだ。
さとう 「ナビが黙っとる。無言じゃ。怒ってるんかな?」
ナビが知っている道に出ると、矢印がくるくる回り、「ぁあ、この道か。」と理解して、「5キロほど道なりです。」と安堵のご様子。
新しい道路情報が入っていないので、かなり不便なのだが、今は、スマホがあるので、そんなときは、スマホに案内してもらっている。
車のナビとスマホが、数秒の差で道案内をしてくるのだが、方や「○○の交差点を右折です。」と言ったかと思うと、もう一方が、「○○の交差点を左折です。」と言っている。
さとう 「どっちや!真逆やないかい!」
と、キレ散らかしてスマホを見ると、新しい道を使えと言っているのである。それは、有料道路を示していた。
有料道路から一般道に切り替えると、車のナビと同じ道を示すようになった。
しかし、有料道路より一般道の方が、絶対近いよね?って思ったのだが、ナビによって、「こっちの方が良いと思うよ。」って、何を根拠にして案内しているのか、分からないことが度々あるのであ~る。
まぁ、どの道を走ってもいいんだけれど、そのときの決断は、自分ですることになるんだよね、ってこのとき思ったのであ~る。