整体法では、身体の痛みを和らげるのに、いくつもの手技があります。
痛みの箇所に繋がった線(東洋医学では経絡)を、点で押したり手の平を使って摩ったり、或いは、ストレッチをかけて伸ばしたりという方法もあります。
さる山に来店するお客さまの中には、整体が初めてで、人に身体を触られるのが苦手、という方もいらっしゃいます。
そういった方は、ご家族に勧められて来るのですが、痛みに弱い方や、くすぐったがり屋さんがほとんどです。
そうなると、押したり摩ったりストレッチをかけることが難しく、そういう方には、痛みのある箇所や、その原因となる箇所に、手を当てる施術を行います。
手を当てる他に気功も行うのですが、手を当てるだけでも効果が期待できます。
お腹の痛い子どもに、お母さんが、優しく手をあてると、何故か痛みが落ち着く、治まるということもあるので、「手当て」はとてもよく効くのです。
自分を癒やすセルフ整体
痛みがあるけれども、人に手を当ててもらえないという人もいるでしょう。
そういうときには、自分で痛みの箇所に手をあてて温めます。
そのとき、手を当てながら目をつむり、呼吸を整え、手の温もりを感じてみてください。
自分の手なのに、誰かに触ってもらっているような、温かさを感じることができると思います。
充分に温かさを感じたら、手を離してみてください。
どうですか?痛みが和らいでいませんか?
これも、セルフ整体の一つの方法なので、是非、試してみてください。