お店があるのは、町田であり、東京都だ。(多分)
未だに自粛要請が続き、デパートも飲食店も閉めているところが多い。
もう1ヶ月半以上の自粛が続いているのだが、最近になってあることに気づいた。
それは、タイトルにも書いたように、『匂い』だ。
食べ物の匂い、タバコの匂い、人の匂いまで敏感に感じ取るようになっている。
町田は、飲食店が多く、それはそれは、様々な匂いが入り交じり、下水臭さも感じる事があった。しかし今は、下水の匂いもしない。
空気が澄んだといえばそうなのかも知れないが、ちょっとした匂いが、鼻をつくことがある。
マスクの隙間から、イヤだなと思う匂いが入り込むと、その場に留まってしまうので、マスクをパタパタとして匂いを追い出している。
イヤな匂いだけではない。

家の近くの水道路を歩くと、草花の匂いが、ぶぁ~とマスクの隙間から入って来る。
「こんなに草の香りってしたっけ?」と思うほどだ。
自粛中の空気感に身体が慣れてきたせいで、様々な匂いを敏感に感じるようになったのだろうか。
そうだ、思いだしたことがある。
昔、久米島で仕事をしていたことがあり、1年ほど住んだ後、東京の渋谷に戻ることになったのだが、このとき、臭いで体調を崩したことがあったのだ。
ハンカチで口と鼻を覆っていないと、外を歩けないくらいになっていた。
その臭いに慣れるまで、かなり時間がかかったと思う。
さる山さる子のお店は、ビルの7階にあるのだが、窓を開けていると、いつも音だけがしていたのが、匂いまで感じるようになっている。
この自粛は、人間のセンサーを敏感にしているようにも思うのは、私だけだろうか。