算命学を使い、お客さまの鑑定をしていると、
「それは、良いことですか?悪いことですか?」
と、よく聞かれます。
その度に、
さとう 「物事に良い悪いは無くて、その人自身の心が決めているのです。」
と、お答えしています。
このことは、高尾義政師の書である『原典算命学大系』の中でも、何度も繰り返し出て来るのですが、私が、『物事に良い悪いは無い』ということを知ったのは、そらちゃんからでした。
なぞなぞそらちゃん
目に見えない世界に興味を持つようになったころ、突然私の目の前に現れたのが、そらちゃんです。(そんな感じでした)
そして、人や物事の奥底に隠れた部分を、謎解きのようにして、私に語りかけてきました。
そら 「ねぇ、りえちん。AさんがBさんに、何気なくあることを話したら、Bさんが酷く傷ついたの。AさんとBさん、どちらに原因があると思う?」
当時の私は、「Aさん。」と答えました。
そら 「そうかなぁ? Aさんは、Bさんを傷付けようとは、まったく思っていなくても?」
さとう 「だって、Aさんの言葉によって傷ついたんでしょ?」
そら 「Aさんは、その内容について、良いとか悪いとか思ってないの。そして、Cさんは同じことを言われても平気なの。」
さとう 「Bさんが、勝手に傷ついたってこと?」
そら 「そう。これは、Bさんの問題。」
さとう 「なるほどぉ。うん、分かって来た。」
こんな風にして、そらちゃんは、私と会うたびに色々と問いかけてくるのでした。
算命学とまったく同じ!
その後もそらちゃんを通じて、様々なことに気づかされるのですが、それらは後に読む、『原典算命学大系』に書いてあることと同じだったのです。
そらちゃんは、自分が得てきたことを、どうすれば皆に伝えることが出来るのかを、ずっと模索していました。
やがて、『ただ見るカウンセリング』という、そらちゃん独自のカウンセリング方法を編み出しました。
カウンセリングを受けたお客さまの多くが、物事に良い悪いの判断を下しているのは自分自身なんだということを、知ることになります。
自分と向き合うのはなかなか厳しいけど、そうするうちに少しずつ、自分の心が軽くなっていくのを実感するようです。
算命学も、そらちゃんの『ただ見るカウンセリング』も、自分の中にある悩みや苦悩の原因となるものを探り、本来の自分自身の道を歩むための素晴らしいツールです。
こんな時代、世の中だからこそ、算命学、或いは、そらちゃんの『ただ見るカウンセリング』は、必要なんじゃないかなと、つくづく思うのです。