先日の金曜日は、第2回目の『花組』の算命学講座の日でした。
講義の中で、人間の気(エネルギー)と肉体(臓器)を結びつけて考える『体気論』についてお話をしたのですが、私が整体師だったこともあり、生徒さんから体のことについての質問も受けました。
「肝臓が弱まれば、守備力が低下し、相対的に攻撃力が強くなる。」という話から、では、攻撃力が強くなるということは、肺が強くなるのか、逆に肺が弱ったときには、どうすれば良いのかなどの質問が飛びました。
上記の話は、人間に備わる5つある本能の内の、守備力と攻撃力の関係を臓器と肺に結びつけて考えたものですが、この本能と臓器の関係は、実に面白いです。
5つの本能は、守備本能、伝達本能、攻撃本能、習得本能、引力本能を言うのですが、これは木火土金水という五行説に基づき分類されたものです。(五行説は、こちら)
守備本能は木性、伝達本能は火性、攻撃本能は金性、習得本能は水性、そして引力本能は土性です。
そして、五行は相生相剋の関係にあります。
お腹がいっぱいになると、頭が働かなくなりますよね。
胃は土性にあたるのですが、土は水を堰き止める関係にあります。(土剋水)
水は、習得本能の場所でした。
土性の働きが強まると、水性の働きが落ちるということです。
(※土性は臓器で言うと脾臓にあたりますが、胃と脾は表裏の関係にあります)
逆に、頭を使いすぎる(習得本能)と、甘い物が欲しくなりますよね。これは頭を休ませようとする(疲労回復)からなのですが、土性は味覚で言うと、甘みになります。
習得本能は臓器に当てはめると、腎臓にあたるのですが、糖分(甘み)を摂りすぎると、腎臓に影響が出ます。
これも、五行の相剋に当て嵌まっています。
整体の施術や、整体占いでも、五行の相生相剋を利用していて、人の感情も五行に分類出来るので、感情面からのアドバイスもしています。
どうですか?
とても面白いと思いませんか?
算命学を学ぶと、こんなことも知ることが出来るので、面白そうだなと思ったら、是非、さる山に学びに出来てくださいね。