車を運転中、前を走る大型トラックのナンバープレートを見ると、「鈴鹿」とあり、鈴鹿ナンバーなんて初めて見たなと思いました。
その下にはナンバーがあるのですが、その数字を見ていてふと思ったのです。
『数字って誰がどうやって作ったのか?』
今まではナンバープレートを見ても「あ、ぞろ目だ。」とか、「私の誕生日だ。」とか、「猫の日のナンバーだ。」といった程度にしか思わなかったのですが、その日は文字としての数字に興味が湧いたのでした。
1は、一本線を表したのだろうか?
2は、1を変形させて作り、
3は、2を更に変形させ、
4は、分からん!
5も、分からん!
じゃあ、漢数字は?
一は、一個だから一本線だろう。
二は、二個だから二本線。
三も、三個だから三本線。
四は、分からん!
五は、まったく分からん!
ということで、Google先生に聞いてみました。
すると、「ぇええーーっ!そうなの!?何か分からないけれど、素晴らしい!」と驚きと感動が同時に生まれたのです。
私たちが普段から目にしている、「1,2,3,4,5」などの数字はアラビア数字と呼ばれ、元はインドで使われていた数字がアラビアに伝わり(アラビア商人とインド商人が交易を行ったため)、数学者であるフワーリズミーさんによって、現在の数字の形が定められたそうです。
数字の元となったのは!
数字の元となったのは、角度の数だそうで、元は図のように角張っていたようです。
今では、なめらかな形で現されている数字ですが、英語圏では、たまに「7」に横棒が引かれているのを目にしますが、そのころの名残なのでしょうね。
0には角度がないから、0というのも納得できます。
漢数字を調べてみると
そして漢数字ですが、三までは誰もが想像できると思いますが、四以降が難解です。
四以降に関しては、象形文字から作り出されたり、文字と文字を組み合わせたり、分割して作ったりと、一つ一つの数字に意味があるようです。
十個の漢数字の中で、興味深かったのが「五」です。
「五」の一画目と四画目が天と地を、二画目と三画目は交差を表し、天地の間で互いに働きかけている、という五行(木火土金水)を表した文字だそうです。(これについては、諸説あるようですが、『漢語林』という漢和辞典に記載されているとのことです)
(五行とは、こちら)
(五行のマニアックな解説は、こちら)
自然思想を学ぶ者として、アラビア数字の成り立ちを知ったときとは、また別の感動を覚えるのでした。
数字について、西洋の人は「数」というものに拘り、東洋の人は、どこまでも思想ありきなのだなぁと思い、鈴鹿から来たトラックのナンバープレートから、数字にまつわる知識を得た私なのでした。
(鈴鹿には、特に何の意味もなくてすみません)
次回の算命学基礎理論ブートキャンプは、
3月30,31日(土・日)
5月5,6日(GW日・月)
6月29,30日(土・日)