心に灯りをつける

まだ、さる山さる子のお店がなかった頃、あるとき隊長の事務所に、3人(隊長、そら、さとう)が集まっていた。
 

その時の私は、何となく気持ちが塞いでおり、その場の空気さえもどんよりさせていたのだ。
そらちゃんから、「どんよりしている感じが、私たちにも影響するよ。」と言われても、私はどんよりしていた。
 

丁火

すると隊長がこう言うのだ、
 

隊長 「りえちん、暗い部屋に入ったらどうする?電気をつけるでしょ?
    暗いときは、自分で灯りをつけるんだよ。」
 

たしかにそうなのだが、当時の私は、自分で灯りをつけることが出来なかった。
 

隊長 「りえちん、今、行きたいところや、したいことはる?」
 

さとう 「沼津にお墓参りに行きたい。」
 

隊長 「じゃあ、今から行こう。」
 

さとう 「え!?今から?」
 

突然でビックリしたが、2人に沼津まで連れて行ってもらうことにした。
車中ではメガ盛りのお店で食事をしようとか、海で叫ぶぞとか、2人は明るい話題を提供してくれた。
 

お墓参りをして、メガ盛りのお店で食事をして、海に向かって叫んだら、
私の気持ちはすっかり持ち上がっていたのだ。
 

そら 「りえちん、表情が明るくなったよ。(笑)」
 

さとう 「うん、連れてきてもらって本当に良かった。ありがとう。」
 

二人により、私の心には灯りがともった。

隊長を知っている人には、ぼうぼうと燃えさかる炎のように見えるかもしれないけれど、
算命学的には、寒い日に燃える薪の姿であり、道しるべとなる灯台の灯りだ。
 

あのときの隊長は、私の心を温めてくれ、灯りをつけてくれた。
今でも思い出すと、心が温かくなる。
 

そして今の私は、自分で灯りを付けられるようになった。(と思う)
くさくさしたり、どんよりしたときに効果的なのが、日頃のことに感謝をすることだ。
前向きになろうとか、ただ単に明るくしようとしたって、気持ちは持ち上がらない。
でも、当たり前のことに気付いて感謝することで、心が温まり、明るさが戻って来る。
 

隊長とそらちゃんがしてくれたことに感謝したり、普段身近にいてくれる人や、
何気ない出来事に感謝するだけで、心はほんわかと温まるから不思議だ。

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