睡眠が浅い、なかなか寝付けないという人がここのところ増えているように思います。
こういった人達の体の特徴に、背中の硬さがあります。
正確にいうと、背骨の硬さです。
背骨は、一本の骨では無く、椎骨と呼ばれる骨が全部で24個、首から腰まで繋がっています。
なので、体を前後に動かしたり、左右に捻ったり出来るんです。
背骨と自律神経は密接(背骨を通して自律神経が広がっている)な関係があり、この自律神経の乱れが、睡眠障害を起こす原因になっています。
皆さんもご存じのように、自律神経には、交感神経と副交感神経という2種類の神経系があり、交感神経は、起きている時に働く神経で、副交感神経はリラックスしている時に働く神経をいいます。
睡眠は、副交感神経が働くことで、眠りにつくことが出来るのですが、「眠れない」という状態にあるということは、上手に神経系が働いていないということになります。
背骨の硬さと自律神経の深い関係までは、私には分かりませんが、睡眠障害を持つほとんどの人に、背骨の硬さが現れているというのは事実です。
想像すると、背骨が自由な動きが取れないということは、その付近の筋肉層も硬くなるのですが、血管などが細くなり血圧の上昇などを引き起こし、緊張状態になるのだと思われます。
背骨を緩める(自由に動くようにする)ことで、起きている状態のときと、眠る状態のときの神経系が、バランスを取り始め、深い眠りにつくことが出来るようになります。
体を前にかがめたり、後ろの反らして見てください。
硬いな、キツいなと思ったら注意信号ですので、ストレッチをして体を緩めることをお勧めします。
もう、自分ではどうにも出来ないという状態でしたら、是非、整体を受けて欲しいと思います。
さすがに背中には、手が届きにくいですものね。
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