相手に変わって欲しいと思うとき

目の前にいる人の行動や言動が、どうにも我慢が出来なくて、「変わって欲しい」と願うことってありますよね?
 

でも、ほとんどの場合、願っても言葉で伝えたとしても、相手はそのこと自体に困っていないので、変わることはありません。
 

では、どうしたら相手は変わってくれるでしょうか。
昔から、言われている通り、『自分が変わる』『自分から行動する』しかないのです。
 

とにかく、言葉で伝えても無駄なので態度で示すしかないのですが、自分が相手に困っているくらい、いや、その倍以上のエネルギーを使って行動で示さなければなりません。
 

例えば、子ども、或いは、夫(妻)が、朝、目覚ましが鳴っているのに起きてこない。
なので起こしに行くのですが、これが自分にとってはとても苦痛でしかないとします。
「起こすくらい、いいじゃない。やってあげなさいよ。」と、思われる方もいらっしゃるでしょうが、「起こすのが当たり前」と思っている人を起こすのは本当に苦痛なんです。
 

人を変えるのには、どうすればいい?

じゃあ、この解決法は、というと、「起こさない」です。
 

当然、学校や仕事に支障(遅刻)を来すわけで、その上、起こさなかった自分がその人達から責められます。
普段、「起こしてくれてありがとう。」という言葉も無いのに、起こさなかったら、「なんで起こさないんだ!」と言われるわけです。
 

しかし、誰に原因があるかのか?と聞かれたら、イライラしながらも起こし続けてきた自分にこそ責任があるのです。
なので、その行動を変えるとなると、そのイライラを重ねた分だけ自分も同じくらい大変な思いをしなければなりません。
 

波

長年続けてきた習慣は、一朝一夕では変わりません。
遅刻するのが分かっていて、怒鳴られるのを分かっていて、起こさないのですから相当の辛抱強さを必要とします。
きっと、途中で、「自分がやっていることは正しいのだろうか?」と迷うこともあるでしょう。
 

しかし、途中で止めてしまっては今の苦痛からは逃れられません。
相手の行動を変えることが目的なので、自分もそれなりの覚悟が必要になります。
こうして、自分自身の行動を変えることによって、相手の行動がやっと変って行きます。
 

「何かが変われば、自分も変われるかも知れない。」と、思う人がいますが、外に求めている以上は何も変わらないということです。
変化を求めるなら、自ら行動しないと本当に何も変わらないのです。
そして、それには、少なからず我慢と苦痛が伴うことになります。(人により大小の差はあると思いますが。)
 

自分と相手との関係を、良くしよう、居心地の良い場所にしようと思うなら、まず自分から変わる、ということを意識してみてください。
いや、本当に大変ですから、相手を変えるのって。


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