「それ知ってる」があると、もったいない

10年ほど前のこと、そらちゃんから、『知っていると思うな』という話を、ことある毎に話して聞かされ、私に、それを身につけるように言っていました。
 

『知っていると思うな』というのは、ある物事を誰かから教えてもらったり、本を読んだ時に、『あ、それ知ってる。』と思うことで、それ以上の情報(知識)が入らなくなるので、そう思わないように、という意味です。

「自分はもう知っている」と思うことで、そこから何も学べなくなるのです。
 

当初、そらちゃんから聞いた時には、ピンと来なかったのですが、自分の思考と「あ、知ってる」にアンテナを立ててみると、出て来る出て来る、「それ、知ってる」のオンパレードでした。

そのことに気がついてから、自分の中に、『知っていると思うな』をたたき込み、人の話や文章を受け取る際に、「知ってる(つもり)」と思っていないかを検証するようになりました。(まだまだ出来ていないことが沢山あります。)

そうしていると、「知っていたと思っていた事は、実は知らなかった(正しくなかった・本当の意味では分かっていなかった)!」と気付かされることになり、そのたびに、自分を恥じたのでした。
 

ラインハロウィン


今までは自分自身にアンテナを立てて、『知っていると思うな』を使ってきたのですが、最近、人を通してそれを見る事になり、「知っていると思うことは、軌道修正に時間がかかる。」ということを、実感し始めています。

その人たちの姿を通して、『知ってるつもり』で何かを行い続けると、間違った方向の自分流になってしまい、そのまま続けていると、いつかは破綻してしまうという、先のことまで見えてきました。
 

隊長は、算命学の勉強であれば、「教科書を百回は読め。」と言っており、それは正しい知識を身につけるためには、それだけの回数をこなさないと自分のものにはならないと教えてくれます。
 

もしも、「自分流」が身についてしまっている人や、何かを見て聞いて、「自分は知っている。」と思ってしまう人は、今一度、自分は本当に知っているのか、ということを確かめてみて下さい。

そして、「知っていると思っていたけれど、間違っていた!」と、気付いたなら、繰り返し繰り返し練習あるのみです。
 

このようなことから、私が自分に向けた言葉があるのですが、それは、『自分を疑え』です。
 

「それ知ってる。」が、まだまだ私にもあるので、これからもずっと、この言葉を座右の銘にして、何ごとにも取り組んで行こうと思っています。
 

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