心にブレーキをかける言葉

「大変ですね。」「大丈夫?」「無理しないでね。」

これらの言葉を、よく使う機会があると思うのですが、この言葉は、相手の状態や心情によっては、逆作用を起こす言葉だなって思うようになりました。

数年前から、上記のような言葉に違和感を覚えていたのですが、最近はっきりと自覚することが出来ました。
 

それは、頑張っている人に、かけてはいけない言葉だと言うことです。
人はついつい、無理をしているのでは無いかと思う人に対して、上記の言葉をかけると思うのですが、今が頑張りどころである人にとっては、心にブレーキをかけることになります。
 

以前の私も、自分の子どもや他人に対して、心配だという気持ちから、そのような言葉をかけていました。
今、思うと、どれだけ子どもやその人達に、ブレーキ(心の負担)をかけていたのだろうと反省しきりです。
 

得られるものが得られない

自分の子どもに関していえば、「もう、それ以上やったら死んじゃう!」という思いで、「もう止めて。」などという毒親ぶりをみせていました。
ここで気がついたのは、『自分の気持ちを優先している』ということです。
 

今、思えば、私がかけるべき言葉は、「大丈夫だ、死にゃしない、徹底的にやれ。」でした。
それにより、子どもは奮起して、存分にエネルギーを出し切れたと思うのです。
 

あのとき、そらちゃんからも、「頑張っている人に、『無理をしないで』という言葉は、かけてはダメ。」と、言われていました。

当時の私には、本当の意味を知ることは出来ませんでしたが、今は分かります。

そこ(限界を超えること)を通過しないと、得られるはずの大切なものも得られないのです。
無理をしないと得られないものもあるのです。
 

「大変そうだ。」「大丈夫なのか。」「無理をしているのではないか。」
という気持ちが湧いたら、その人が今、何かに向けて頑張っている人なのか、それとも、本当に死ぬ寸前なのかを見極めて欲しいと思います。

頑張っている人が欲しいのは、「頑張ってますね。」「私も頑張ろうっと!」という前に進ませてくれるポジティブな言葉なのです。
 

私もよく相手の状況を見極めた上で、言葉を選ぼうと思うようになりました。
特に占い師は、相談者に対して誤った言葉を使うと、ミスリードすることになりかねません。

自分の気持ちを言葉に乗せないことは、占い師にとって重要なことですが、言葉のかけ方一つで、相手に与える影響はとても大きいということです。
 

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