10月17日(月)のお店の開店前の出来事でした。
2人組の男性が来訪し、こう言いました。
男性A 「町田市から来ました。大阪のビル火災があったことから、町田市内にあるビルの避難経路の点検をしています。こちらには、避難口はありますか?」
佐藤 「奥にありますが、今日の点検については、ビルのオーナーや管理会社は知っているのですか?」
男性A 「いえ、お伝えしていません。点検についてはHPにも載せています。」
佐藤 「抜き打ちですかね?」
男性A 「・・・。」
というやりとりがあり、私は勝手に「抜き打ち点検」と思い込み、2人組の男性を避難口まで通したのです。
男性Aは避難口のドアの鍵を開け、外を見て、またドアを閉めるという動作をしていました。その間、特に怪しいところはありませんでした。
「それでは、失礼します。」と言って階段で階下に降りていきました。
うかつでした・・・。
午後になり、事務仕事をお願いしているNさんが出勤し、朝の出来事を話したところ、
Nさん「名刺とかもらいましたか?」
佐藤 「もらってません…、やっぱり怪しいかな。町田市役所に聞いた方が良いかな。」
Nさん「その方が良いと思います。」
佐藤「分かった。HPで調べてみます。」
うかつでした。
信じる信じないではなく、『誰かが来訪したら必ず身分を明らかにしてもらう。』ということを徹底しておくべきでした。
その後、町田市役所のHPを調べてもビルの防犯点検などは特に無く、とりあえずメールで問い合わせました。
翌日、町田市から電話があり、詳しく聞かせてくれとのことで詳細を話すと、そのような点検は行っていないとのことでした。
市役所の方から、「警察にも連絡しておいた方が良いでしょう。」と言われ、直ぐに警察にも電話をし、男性2人組の特徴と何を話したのか、何をしたのかということを事細かく聞かれ、それに答えていきました。
これらの情報を元に、警察ではさる山のあるビル周辺のパトロールの強化をするとのことでした。
何が目的なのか検討もつきませんが、入りやすいかどうか、金目のものがどこにありそうか、店内には人が何人いるのかなどを調べていたのでしょうか。
防災については、去年さる山独自の避難訓練を行ったので、少しは身についていると思いますが、強盗に関しての知識や身構えは出来ていません。(こんなことを書くと、暴漢対策の訓練もいつかやることになるかも…。でも、やりたいかも…。)
皆さまも、見知らぬ人が尋ねてきたときには、身分証明書を必ず見せて貰ってください。
身分証明書自体も偽っている場合があるので、家に入れたり、何か提出したりするのは止めましょう。
このようなことから、私は自ら詐欺にかかりやすいということを学んだのでした。
「アポなしの初めての人は疑ってかかれ!」を徹底したいと思います。