お葬式の『白と黒』

湯灌の儀(ゆかんのぎ)とは、遺体を納棺する際に、納棺師がご遺体の身体を拭き清め、白装束に着替えさせ、髪の毛を整え、お化粧を施し、あの世への旅支度をする儀式です。

先日の義母の葬儀の際には、白装束の他にも、手甲や脚絆などを遺族や親しかった人達が着せ、旅仕度を手伝ったのでした。
  

白色に包まれて…

髪の毛をセットされ、綺麗にお化粧を施された義母は、今にも目を開けそうでしたが、
真っ白な衣装に包まれてお棺に納まると、空気がガラッと変わりました。
白という色が、あまりにも印象的で、少し違和感を感じました。

もともと、お葬式には白と黒というイメージがあるので、義母に白装束を着せても違和感はないはずですが、まだ、死を受け止めていなかったのかも知れません。(たぶん、まだ実感がないかも…)
 

何故、白と黒なの?

ところで、お葬式に、白と黒というイメージを持つ人は多いと思います。
では、何故、人が死ぬと白と黒なのでしょう。
五行説的に、ちゃんと意味があります。
 
白は五行でいうと金性であり、方向は西方に位置します。
東西横線は、有形・現実を表し、東方が出発点・西方は終着点を意味します。
ということで、白色が配されている西方は、有形・現実の終わり、つまり人間でいうと肉体の終わりを意味します。

そういえば、仏教用語で、西方浄土という言葉を聞いたことがあります。
調べてみたら、極楽浄土への道は、西方に通ずるとありました。

そして、黒は五行でいうと水性であり、方向は北方に位置します。
南北縦線は、無形・精神を表し、南が出発点、北が終着点を意味します。
ということで、黒色が配されている北方は、無形・精神の終わり、つまり霊魂の終わりを意味します。

肉体と霊魂の両方が終わりを迎えたことを、白と黒で表しているのでしょう。
 

算命学では、霊魂は肉体を離れると、3年かけて分裂・分離していき、やがて元の宇宙に漂う気となり、いつの日にかまた、別の霊魂に融合する(かも知れない)と考えられています。
 
義母の霊魂も一度バラバラになって、何かと融合するのでしょうか。
 

そうそう、算命学では、その人の亡くなり方を判定する占技があります。
義母は、自分の命式通りの亡くなり方をしたので、人生に悔いを残してないのではないかなと、勝手に思うのでありました。

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