責任を取りたくないという無意識

無意識に『責任を取りたくない』という思いを抱えている人が多いように思います。

無意識で責任を取りたくないと思っていると、目の前のことから目を逸らそうとしたり、逃げようとしたり、見ないようにしたりします。
知ってしまうと責任とらなきゃならなくなると思ってしまうから、知ろうともしません。

そのため、正しく物事を認識することができなかったりし、そうなると、きちんとした決断もできなくなります。
 

何かあると人のせいにしたくなりますし、物事を自分の頭でちゃんと考えようという気持ちにもなりません。
ふわふわとしたイメージで物事を判断し、周りの意見に流され、強く言える人に左右されて、不快感を募らせるのです。

これでは、いつまでたっても自分の足で立てるようにはなりません。

そらまめ

なぜ責任を取りたくないと思うようになるのか

『責任取りたくない』という無意識を抱えてしまったのは、おそらく子供の頃の経験から来ていると思います。
 

物事がよく分からなくて、「私には責任なんて取れない」と思った。
 
責任という言葉を初めて聞いたとき、その重さに恐怖を感じた。
 
責任を取れなかったことで人から責められた。
 

そういった体験をすることで、『責任=恐い』という式を成立させてしまい、それをリセットするきっかけもなく、大人になっても引きずってしまっているのです。
 

でも、大人になったら、子供の頃とは違います。
物事への対処方法もいろいろ知っているし、何かのときには解決方法の調べ方や、相談できる場所も見つけられると思います。
 

なので、そんなに怖がることはないんです。
 

責任から逃げようとしたところで

冷静に考えて、『責任とりたくない』なんて、いくら思ったところで、自分の人生の責任なんて、自分以外の誰も負ってはくれません。

取りたくなくても自分の責任は自分で負うんですから、スッパリと「私は自分の人生に責任を負う!」と、覚悟を決めてしまいましょう。
 

『責任とりたくない』という気持ちがあると、核心から目をそらしてしまうので、本当のところが見えて来なくて、いつまでも怖いままです。

自分の関わる全てのことの責任を引き受けて、ちゃんと見て、ちゃんと理解していけば、世の中はそんなに怖いところではないんです。
 

2015年7月16日