違和感から教わる

知人と話をしているとき、その人の口から出た言葉にビックリしたのですが・・・

知人 「嫌いな人のために、仕事したくないじゃん」

ぇえっ!? お客さんに対して、好きとか嫌いとかって思うの?
 

その人が帰ってから、同席していた隊長に聞いてみました。

そら 「お客さんのこと、嫌いとか思うことある?」

隊長 「いや、そんなこと、考えたこともなかったから、ビックリした。」

そら 「だよねぇ。この人とは合わないだろうなって思う時はあるけど・・・」

隊長 「合おうが合わなかろうが、クライアントの利益を第一に考えるだけだな。」

そら 「もしその人のことが嫌いでも、普通にその人のために働くよね。仕事だもん。」

隊長 「うん。」

※ちなみに、ここでのお客さん(クライアント)の定義は、対価を支払って仕事を依頼した人のこと。
 

とまぁ、隊長と私は『仕事で関わる人と好き嫌いは別物』ということで意見が一致したのですが、そうじゃない人もたくさんいるのかも知れません。
知人は、さもそれが当たり前のように言っていたので・・・
 

でも、知人が言っていたように考えると辻褄が合うこともいろいろ思い出したので、世の中にはお客さんのことを好きとか嫌いとか思いながら仕事している人もけっこういるのだなと知ることができ、私はまたひとつ賢くなったのでした。
 

人との会話の中に感じる、こういうちょっとした違和感やギャップは、こんな風に自分にとっては当たり前で気付きにくいことを、いろいろ教えてくれるのです。
 

2014年6月4日