自分のことなのに、なんか他人事

子供の頃、親や先生から『勉強しなさい』と言われて、イヤイヤ勉強していたという方も多いと思います。
 

どうして子供にうるさく『勉強しなさい』と言うかというと、イヤイヤでもやっているうちに難しかったことが理解できるようになってきて、その面白さや、やればできる自分に気付いて、『自分からやろう』という気持ちになることがあるからだと思います。

また、勉強の中でも、この教科は好きというのもあって、そういうものの勉強は、親から言われなくてもやったのではないかと思います。
 

ここで、注目して欲しいのが、『勉強する』という、行動は同じなのに、人からやらされることと、自分からやることは、大きく違うということです。

前者は苦痛ですが、後者は喜びです。

前者はイヤイヤなので、精神と肉体の疲労が重なり、すぐに疲れますが、後者はあまり疲れません(肉体的な疲労のみ)。
 

当然、結果を得るまでのスピードにも、大きく影響します。

ということは、苦痛を感じることでも、自分から積極的にやろうと思えようになると、喜びに変わるということです。
 

そして、同じことでも、やらされていると思っている限りは、自分のものになりません。

つまり、いつまで経ってもできるようにならないのです。

これは、目の前のことを『自分のこと』と認識しているか、『他人事』だと思っているかとも言い換えられると思います。

勉強することは自分のことでしかないのに、責任を負いたくなくて他人事にしてしまっているのです。
 

例えば、整体を受けに来るお客さんにしても、『私の身体を何とかして下さい』と、なんか他人事のように思っている人の身体はなかなか良くなりませんが、自分から『良くなろう』と思っている人は、改善が早いようです。

勉強にしても、身体の事にしても、仕事にしても、それを他人事と思っているのか、自分のことだと思っているのかで、結果は大きく変わります。
 

どっちにしてもやらないといけないことは、自分のことだと引き受けることができるかどうかで、疲れ方と結果が大きく違う(やることは同じ)ので、『自分のこととしてやろう!積極的に関わろう!』と決心して、実行してみて欲しいと思います。