親が子供の幸せを邪魔するなんてあるの?
幸せな子供を増やしたいと思ったら、お母さんが子供の成長や幸せを邪魔しないことが不可欠です。
と言ったら、
虐待などの特別な事情でもない限り、母親が子供の成長や幸せを邪魔するなんてこと、あるの?
って以前言っていた方がおられるのですが、あるんです。
もちろん、頭では子供の幸せを望んでいるんです。
なので、言葉でも子供の幸せを望んでいるようなことを言ったり、子供にも大きく羽ばたいていくことを励ますような声をかけたりします。
そして、自分が子供の幸せを邪魔したいと思っているなんて、気付いてもいません。
頭で思っていることと心が望む事が違う
でも、無意識に、
- 自分を追い越して欲しくない
- 自分が不幸せなのに、この子だけ幸せになるなんて、許せない
- ずっと自分の手元に留まっていて欲しい
などの気持ちを抱いていると、口では「自分のやりたいようにやってみなさい」と言いながら、行動では自由な行動をとったときに不機嫌になったり、失敗をことさら強調して次への挑戦を踏み出しにくくしたりするのです。
子供は言葉と態度が違うので、混乱します。
そしてお母さんの幸せを願う優しい子供ほど、母親の無意識の思い通りになってしまうのです。
そんな子供を見て、母親は「私は思いきり羽ばたいて欲しいのに、この子は自分から踏み出そうとしない」と、ため息をつきます。
自分がそうさせているのにも気付くことなく・・・
子供の成長のためには、まずはお母さん自身が、自分は無意識にどういう気持ちを抱いているのかを知ることが大事なのです。
2013年11月8日