苦手なこと

一般的に人は、得意なことに才能があるものだと思い込んでいます。

ところが、実は苦手なことこそに才能が隠れているということも、得意なことと同じくらいに多いんです。
 

どういうことかというと、得意なことは最初からできてしまうし楽しいので、努力も知らないうちにできてしまいます。

例えば文章に才能がある人は、子供の頃から読書が好きだったりして、知らないうちにそれを伸ばす努力をしています。

人間関係に才能のある人は、努力をしているつもりもなく人と仲良くでき、苦もなく人脈を伸ばしていったりします。

そらまめ

ところが、才能のあることが最初から得意な場合、それを自分のために使うことはできますが、どうやったら文章が上手になるのか、どうやったら人と仲良くできるようになるのか、人に伝えることはできません。
 

でも、最初苦手で、必死でそれを乗り越えた人には、その方法が分かります。
 

なので、ある分野の方法を見つけ、それを伝えるという才能を持たされた人は、それを最初に苦手にさせられ、それを乗り越えるという過程を踏むことになります。
 

自分にはこれといって才能がないと思っている人は、苦手なことにあえて挑戦してみると、案外道が開けるということもあるかも知れません。
 

2014年2月24日