人って本来は、人の役に立つことで喜びを感じるように、プログラムされているみたいです。
なので、楽しく有意義に生きるためには、自分を利用してもらってなんぼだと、私は思っています。
でも、自分は何が提供できるのかを分かっていないと、そして、提供する手段を持っていないと、利用してもらうことはできません。
そして、人が「それ、使いたい!」と思えるようなものを提供できなければ、使ってもらうことはできません。
そのために自分を知って、経験や才能をブラッシュアップするのです。
人に利用していただくために。
利用は悪いこと?
でも、世の中には『人を利用してはいけない』という観念や、『人に利用されたくない』という思いが主流なのではと思います。
人から利用されたくないと思う時は、利用を『汚いもの』だと思っていないか、考えてみてください。
そして、日頃自分が『得をしたい』と思っていないか、無意識をチェックしてみてください。
得をしたいという気持ちで利用すると、バランスが崩れます。
素晴らしいものが提供されているのに、それを無料で利用してやろうなんて気持ちを自分が持っているから、利用されたくないなんて思ってしまいます。
『利用』が不快に感じるときは、インとアウトのバランスが取れていないのです。
また、好意(無料)で相手が提供してくれるというときもあります。
そういうときは、遠慮せずにありがたく利用させてもらって、ちゃんと報告をしたり、提供されたものを無駄にしない(←これ大事)、自分が提供できる側になったときには他の人に返すという気持ちを持っていれば、バランスは崩れません。
得をしてやろうという気持ちから離れて、気持ち良くお互いを利用し合えるようになったら、みんなが嬉しい世の中になるだろうなぁと思うのです。
2014年4月5日