同一視の弊害

トラブルの元、「ハズ」という思い込み

人の考えていることや感じていることは、見えません。

なので、私たちはついうっかり、他人も自分と同じように感じ、同じように考えている「ハズ」と、思いがちです。

でも、人はそれぞれ、物事の見え方も考え方も感じ方もエネルギー量も、まるっきり違います

 

同じものを見ても、Aさんは快を覚え、Bさんは不快を訴えたりします。

Cさんは人から嫌われないように気を使いながら生きているのに、Dさんはそんなこと一度も考えたことがなかったりします。

Eさんは花をみてキレイと思うのに、Fさんはそれを科学的に分析したりします。
 

この感覚の違いは、その人の個性と関わることであって、家族であっても夫婦であってもまるっきり違う場合があります。(選択の上作り上げる友人とは、感覚が似ていることが多いかも)

相手も自分と同じハズと、相手を自分と同一視していると、いろんなトラブルの元になります
 

なぜなら、

「こう考えるはずなのに、どうしてそう考えないんだろう?」
「こういうとき、こう反応するのが当たり前なのに、どうしてそうしないんだろう?」
 

と、相手のすることに不信感を抱いたり、批判的な目を持ちがちになるからです。
 

「違い」を意識する

他人の感覚が自分とはまるっきり違う事を知っていたらどうでしょうか。

「あの人の行動は自分とは違うけど、自分とは違うように見えているから、そういう行動になるんだね」

と、相手の行動に対する許容量が広がります。

 

提案の選択権は相手にもあることを知り、勝手に相手の状況をおもんばかって、行動に制限をかけることもなくなります。

さらに、話さなければ自分のことが相手に分かるわけがないことも知るので、自分の感覚や考え方を相手に伝えようと、自分のことにも注意を払うようになります。

 

自分と他人の感覚が違う事を意識したことのない方は、ぜひ意識してみられてくださいね~。

  
 

2013年08月26日

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