受け止め方の違い
何度も繰り返し言っていることですが、物事には良いも悪いもありません。
それを良かった、悪かったと判断している自分がいるだけです。
大金が手に入って喜んでいると、詐欺の被害に遭い、お金を取り戻すために勉強して知識がついたという風に、良いことと悪いことは背中合わせになっていることもあります。
また、会社をクビになったり病気になって落ち込んでいたかと思ったら、家族や友達のありがたみに気づくきっかけになったり、次に勤めた会社が自分にピッタリだったりというラッキーが手に入ったりもします。
良いこと悪いことというのは、受け止め方の違いにしか過ぎないのです。
起きたことを良かったと思えればそれは良いことだし、災難だと思えば災難の道が続いていきます。
『父さんの会社が倒産した』の頃からブログを読んでくださっている方はご存知かと思いますが、
数年前にさとうのご主人の会社が倒産したから、さる山さる子というお店ができて、それでさとうは隊長からビシビシと鍛えられるようになり、占い師としての実力を伸ばしています。
会社が倒産したことは、災難でも何でもなく、さとうをいっぱしの占い師にするため、そして隊長が算命学を極める(もしかするとさらに先に進める)ために起きたきっかけになる出来事だったのだと、私は思っています。
倒産はきっかけでしたが、もしもご主人が事前に転職するなどして倒産を避けたとしても、別の何かが起きて、やっぱりさとうはビシビシ鍛えられるし、隊長は算命学と出会っていたのだと思います。
そう、物事は法則の通りに、あるべきところに向かって動いている。
なるようにしか、ならないのです。
目的を果たすために経験する
誰にもこの世に生まれて来た目的があります。
出来事は、その人がその目的を達成できるようになるために、起きてきます。
その過程では、辛かったこともあると思います。
でも、その辛い経験も含めて、どれもこれもがその目的を遂行できるようになるために起きています。
なので、あまりジタバタと何かをしようとせず、起きることに身を任せて、腐ることなく経験からちゃんと学んでいけば、『最短で』その場所に行けるようになっています。
その場所というのは、生まれて来た目的を果たせる自分になるという、自分の原点とも言える所です。
この仕組みを知って、受け入れることができれば、何も恐い事はなくなります。
算命学を利用する
さて、なるようにしかならないのであれば、占いをどのように活用すればいいのでしょうか。
例えば、私は去年と今年が天冲殺で、やはりいつもの年とは少し違います。
乳がんも発見されたし、今まで当たり前にできていたことができなくなったりするのですが、天冲殺中だと知っているので、
『今までのやり方を見直したり、改めて自分のものにするために、今があるんだな』
と、冷静に思っています。
でも、天冲殺中だと知らなかったとしたら、
『どうして今までできていたことができないんだろう。どうにかしないと!』
『健康を取り戻さないと!』
と、焦りから行動してしまうかも知れません。
焦って行動すると、そこから不本意な方向に物事が展開していく可能性が高いのです。
どんなことでも、経験しないと本当に自分のものにはできません。
自分のものにするには、がんばって乗り越えるという作業も必要になります。
自分に与えられているものは何なのか。
今、何のためにこれを経験させられているのか。
これから何を経験させられるのか。
占いからそれらを知ることで、冷静に現状を受け止められるようになり、余計な回り道がぐっと減る(最短コースを辿りやすくなる)のだろうと思っています。
2015年07月21日