私がまだ本当の自分になっていなかった頃、本当の自分から何度も何度も言われたのが、この言葉でした。
「知っていると思うな」
知ってると思うと
『知ってると思っている』って、実はものすごい罠なんです。
知っていると思うと、止まっちゃうんです。
それ以上、何も入ってこなくなっちゃうんです。
一度聞いたこと、ちょっと体験したこと、一度得たことなど、私たちは『知ってる』と思ってしまいます。
でも、知ってるだけでは、分かっていることにはなりません。
そして、本当に腑に落とせていないと、それは使える道具にはなりません。
なのに、知ってると思っているというだけで、分かっているつもりになって、それ以上そこを掘り下げなくなるのです。
知ってると言ったところで・・・
人から何か言われたとき、「それ、知ってる!」ってついつい言いたくなります。
でも、知ってるだけで本当には分かってないから、人から何度も言われるんです。
何度も出来事が起きて見せられるんです。
「それ、知ってる!」と言って得られるものは、ほんの小さなプライドを、その場でのみ満足させることだけ。
大切なことを得られるチャンスの損失の方が、遙かに大きいのです。
「それ、知ってる!」と言いたくなったときは、このことを思いだしてくださいね。
2014年01月26日