やりたいことって、何?

『やりたいことだけやる』というような言葉を見ると、多くの人は、自分勝手に行動することを促されているように感じて、そんなことできないと、その言葉に反発を感じたり、人によっては素直に自分勝手に振る舞って、おかしなことになったりするのではないかと思います。


私は20代の頃に、「やりたいことってどういうこと?」って、こってりと考えたことがあって、私の思うやりたいことと、世間一般で思うやりたいことにはギャップがあるように思うので、私が思っているやりたいことについて書いてみようと思います。

これが腑に落ちれば、『やりたいことだけやる』という言葉に違和感を感じなくなります。


やりたいこと=行動の先にある結果を得ること

例えば、私はめんどくさがり屋なので、しょっちゅう『怠けたい』と思います。

しかし、怠けると、その後にしわ寄せがやってくるのが道理です。

『しわ寄せ>怠ける』となり、怠けることによるデメリットの方が大きくなれば、怠けることはやりたくないことで、その時『怠けずにやる』というのが、やりたいこととなります。


言いたいことを言うにしても、思ったことを感じたままにストレートに言えば、相手を不快にさせるかも知れません。

相手を不快にさせたいのが「やりたいこと」であれば、思ったことを言えば良いわけですし、

相手との関係を壊したくないと思うのであれば、言い方に工夫するとか、時には言わずに飲み込むことが、「やりたいこと」となります。


仕事も、一見、やりたくないと思うかも知れません。

しかし、生きていくためにはお金が必要です。

お金を得る為に仕事が必要であれば、仕事は「やりたいこと」になります。

お金がふんだんにあって、働く必要がないのであれば、不本意な仕事はやりたくないことになるでしょう。


「やりたいこと」というと、その時の感情に任せた行動を指すと一般的に考えがちですが、勝手に仕事を休めばクビになるというように、その行動は必ず何かの結果をもたらします。

自分の行動の先にある結果が得たいのかどうかを考えると、その時思う事がやりたいことかどうかが見えてくると思います。


目標達成の途中には苦手なこともあるけど

私は遠い目標を設定して、そのためにはどうすればいいと、さかのぼっていく形で、今の行動を決めています。

苦手なところの克服など、感情的にはやりたくないことが、やりたいこととして浮き上がってくることもよくあり、けっこう大変な思いもします。

しかし、先を考えれば、苦手なことを必死でやることが、「やりたいこと」だったりもするわけで、しょうがなくやることも多いです。


ここ数年、弱音を吐きたくなった時に、いつも言い聞かせることがあります。

「死ねばいくらでも休めるんだから、生きている間は、精一杯やろう。」

メメントモリですな。


2016年09月02日

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