自意識が過剰になる
コンプレックスやら劣等感やら、人から認められたいという気持ちを持っていると、自分に矢印が向く。
私も以前、身に覚えがあるのだが、自分に矢印が向いていると、生きていても楽しくない。
何でもかんでも、自分を持ち出し比較した上で、自分を責める道具に使うからだ。
人が不機嫌だったりすると、自分のせいかといちいち思い、何がいけなかったのかと心配する。
人が褒められているとモヤモヤし、褒められない自分はダメだと落ち込む。
楽しい映画やドラマを見ていても、『私は主人公のようにはなれない』と思いながら見る。
人が楽しそうにしていると、今が楽しくない自分を責める。
人と会っていても、相手が自分のことをどう見ているのかばかりに気持ちが行って、場を楽しめない。
もちろん、意識はしない。
無意識の奥の方で、いちいちこんなことを思いながら生きている。
そして、もしも意識できたとしても、それも『こんな事を思うダメな自分』と、自分を責める材料にするだけだ。
これでは、何を見ても純粋に楽しむことはできないし、人の幸せを、喜ぶ事なんてできない。
何より、物事をありのままに見る事ができない。
また、常にそんなこと(自分を責めること)にばかりエネルギーを取られて、自分のやるべきことに全力を尽くすことが出来ず、非常にもったいない。
おそらく、50%以下のパフォーマンスになっているのではないかと思う。
冒頭で書いたように、自分に矢印が向く原因は、コンプレックスや劣等感、人から認められたいという気持ちだ。
自分への矢印を小さくしたい、または消してしまいたい場合は、それらを解消する必要がある。
コンプレックスや劣等感は、何についてそれを持っているのかを突き止め、開き直ってどんどん公開することをお勧めする。
隠そうとせずに、むき出しのままに生活するのだ。
そして、できるなら、それをネタにして、ウケを取りに行く。
コンプレックスを強みに変えることができたら、最強だ。
そして、人から認められたいきもちの消化は、何度も書いているように、『自分褒め』だ。
誰から最も認められたいかというと、それは実は自分なのだ。
自分が自分を認めることができたら、人に求める必要はなくなる。
なんだか気持ちがスカッと晴れないと言う人は、自分に矢印が向かっていないかをチェックして、もしもそうなら、これらに取り組んでみて欲しい。
自分に矢印が向かってないと、ホントにラクちんだから。
2017年01月25日