好調な時


少し前に、不調な時の過ごし方について書きましたが、好調の時についても書いておきます。


好調時の万能感

好調なら、そのままでいいじゃないと思われそうですが、調子の良い時というのは、実は結構な落とし穴をはらんでいます。

一番起こりうるのは、『調子に乗ること』です。

 
 

ゲーム等で波に乗って勝ち続けている状態を想像していただけるとよく分かるかと思いますが、調子がいいと、気持ちがいいです。

常に楽しく、テンションが高くなります。

自分が自分のことを実際以上に評価するようになり、人の上にいるような、何をしても許されるような気分になります。

そして、周りのことを、見下し始めたり、感謝がなくなったりしていきます。

 
 

好調期が続いていると、自分を過大評価していますので、今のものを手放しても、もう一度同じようなものが得られると思いがちです。

でも、好調な時というのは大概、時代や環境の応援を受けてそうなるわけで、同じ時代がずっと続く訳はなく、同じような結果はまず得られません。

 
 

さらに、不調期は、比較的周りが助けてくれます。

一般的に人は弱っている人には優しく、水に落ちた犬を叩くようなことは、滅多にありません。

しかし、調子に乗って、やりたい放題で、周りを見下している人のことなど、人は応援しませんし、むしろ足を引っ張られる可能性の方が高い。

 
 

なので、過去にうまく行ったことと同じようなものを得たいと思えば、時代や環境の応援をさっ引いても、そこに行けるだけの、実力を身につける必要が出てきますし、うまく行ったときには、木に登らないことが大事なのです。

 
 

また、好調な時は、油断が出ます。

それまで続けていた努力をサボったり、気をつけていたところがおろそかになったりします。

これにより、実力が落ちたり、信用を失ったりして、一気に不調に転落してしまうこともあります。

 
 

こんな風に、好調期は不調期の予備軍でもあります。

実は、かなりの注意が必要なのです。

 
 

好調時こそ平常心に

このブログの中でも、何度か書いていると思いますが、物事はぐるぐると螺旋状に進んでいきます。

ぐるっと回って来た時に、一段上がっている。

別の表現をすれば、『3歩進んで2歩下がる』です。

 
 

3歩進んだ後で2歩下がるのは、この、調子に乗ることや、油断によるものです。

好調期に自分を過大評価せず、平常心が保てると、2歩下がらずに進める様になります。

 
 

2017年09月05日

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