目の前から消えたところで・・・

以前、借金癖のある人が、家のポストを見ないと言っていた。
ポストには督促状が入っているものなので、見たくないのだそうだ。

督促状を見なかったからと言って、借金がなくなるわけではないし、ポストを見ないことで色々な弊害も起きるのだが、私たちは自分を守ろうという気持ちが強くなると、目の前の不都合なことから目を逸らしたくなる(逃げたい)という気持ちが働くのだと思う。
 

ただの物理法則

さて、重力は下に向かって働く。
持っているものから手を離すと、それはストンと落ちてしまう。
落ちるのは自然なことであり、何もしないと、落ちてしまうのが普通である。


逆に、持ち上げるのは重力に逆らうことになるので、逆方向の力が必要となる。
軽いものであれば、ちょっとした努力ですむが、重ければ相当な頑張りが必要となる。


私たちの人生も同じだ。

落下は簡単。
目の前のことから目を逸らし、それに手を打たず、努力もしないでいれば、簡単に落ちることができる。


しかし、ある程度の生活を維持したいと思えば、そこそこの努力をする必要があるし、それ以上のものを得たいと思えば、それに見合った努力が必要となる。
それはごく当たり前のことであり、多分そこに逃げ道はない。(物理法則なので)

怠け者の私は努力なんてまっぴらだが、そのことを知っているので、望む結果に到達するための最低限のことは、それなりにやろうと思っている。(最低限をそれなりにかよ!)


「では、どうするか」でしかない

ただ、やり方は選べる。

同じ何かをし続けるということであっても、才能を活かせる分野なら、努力に苦痛があまり伴わない。

なので、その人に合った、少しでも苦痛のない努力を、しかも効率的にやるのが、怠け者には良いと私は思っていて、それで、算命学やカウンセリングを使っている。


そらまめイラスト

目の前のことから目を逸らしたり、人のせいにしたところで、積み上げた借金はなくなりはしないし、溜め込んだゴミもなくならない。

今は過去に自分がやってきたことの結果である。

逃げたところで苦しいばかり。
向き合う覚悟を決めて、時間をかけてでもそこに取り組んでいくのが、最も楽な道だと思う。
 

2018年04月30日

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