親のことが許せないという人は多いです。
子供の頃に受けた虐待や暴力もあれば、子供時代に言われた心ない言葉に傷ついている場合もあれば、自分だけが親とどうしても分かり合えないとか、親が自分勝手で変わり者だったなど、理由は様々です。
そんな人にも、自分と向き合う時期はやってきて、どうやら親のことを超えないと、自分は先に進めないと気付いたりするわけですが、そんな方にお勧めしたい『ものの見方』があります。

子供は、親を完璧だと思っています。
親は何でも知っている。
何でも分かっている。
そんな、完璧な親が間違える筈はないという思い込みを持っています。
そして、成長していくわけですが、多くの人が、親に対して抱いた完璧なイメージだけは、そのまま変わるきっかけがないまま大人になるのです。
さて、今、あなたは何歳でしょうか?
20代の頃の自分を振り返って、どうでしたか?
何も分かっていなかったし、とても子供で未熟だったと思うのではないでしょうか。
その、まだ青い時代に、ほとんどの親は子育てをするわけです。
間違えないわけ、ないじゃん!
完璧だというイメージと、実体とのギャップで、大概の人は親に失望し、時に嫌いになります。
しかし、親が完璧なんて、自分の中にあるだけの勝手なイメージであって、事実と違っているので、まずはそれを外してみて下さい。
そんな未熟だし、訳も分からなかったし、失敗ばかりだっただろうし、お金もなかっただろうし、そんな時期に、頑張って育ててくれたんだなぁ・・・って想像すると、ちょっとありがたいって思えてきませんか?(私は思ったんだがな)
2018年05月02日