少し前、さとうから
さとう 「物事が次に進む時って、どういう時?」
と質問され、
そら 「んー、あきらめたとき。」
と返事をしました。
その数日後、隊長とこんな話になりました。
隊長
「この前、I君(隊長が買っている後輩)と会ったんだけど、『広重さんって、何年も前からずっと同じ仕事(原稿書きのこと)をしている話をしていますよね。』って言うんだよ。」
そら
「うん、何年も同じことやっているし、これからも数年続く予定だもんねぇ。」
隊長
「普通、同じ仕事をずっとやっているって言うと、『いつまでチンタラ同じ事やっているんですか』ってバカにされそうなものなのに、I君は『そんなに何年も、同じことをやり続けられる人って、いないんですよ。すごいですよね。』って言うんだよね。」
そら
「I君、さすがだね。コツコツ続けることの大変さと大事さをよく分かっているんだね。」
隊長
「オレも、数年前までは、それが分からなかった。以前は、3か月しか続けられなかったもの。」
そら
「何がきっかけで、できるようになった?」
隊長
「望む場所に到達するには、それしか道がないって、分かったんだよね。でも、分かったというような積極的な感じじゃない。もう、やるしか道がないんだってことを理解して、あきらめたんだ。」
そら
「ほぅ。あきらめた。」 (またこのキーワードだ)
隊長
「それまでは、なんとか他に楽な方法がないか、探していたし、もっと早く結果を出そうとしていたんだ。でも、結局のところ、コツコツやるのが唯一にして最短の道だって、ようやく理解したんだよ。それが腑に落ちたら、コツコツ続けられるようになった。というか、それしか道はないから、やるしかないんだよね。」
そら
「気付けてよかったねぇ。」
隊長
「そんな、ポジティブな感じじゃなく、もう、それしか道はないんだって、追い込まれて、あきらめて降参したんだよ。」
そら
「うん。」
隊長
「算命学でも、ゼロは引力だから、あきらめると自分の中がゼロになって、引力が働いて何かが入って来るんだろうね。算命学の理論って、こういうところがすごいよなぁ。」
そら
「だねぇ。」
『人事を尽くして天命を待つ』なんて言うと、なんだかカッコイイような感じがしますが、おそらくみんな、あがいてあがいて、完膚なきまでに叩きのめされ、あきらめさせられて、次に進むということなのだと思います。
私も過去に、『もう、なんでもええわ。来るなら何でも来い。』と開き直った時があって、以来、来たものには(それがいくらしんどそうでも)淡々と取り組むようになったんです。
私はものすごいめんどくさがりなので、常に最短の道を歩もうとするわけで、一番の近道がそれなら、向き合うより他にないと思うんですよねぇ。
2018年05月21日