自然な事は上手くいきやすく 不自然な事は上手くいかない
私は、物事を見るとき、自然か不自然かで考えます。
自然か不自然かは、物理法則に則っているか、そうでないかの違いと言っても良いと思います。
自然な事は上手く行き易く、さらに続けることができますが、不自然だと上手く行かないか、長く続けることはできません。
簡単に説明するため、単純化して説明しますが、例えば、お金が欲しいとします。
お金は何かをすることで、人の役に立ち、その対価として得るものです。
よって、お金が欲しければ働いて人に喜んでもらう(誰かに得をさせる)必要があるわけですが、お金が欲しいから一所懸命働こうと思い、実際にそうするのであれば、それは自然なことなので、上手く行き易いですし、続いていきます。
しかし、お金がこれだけ欲しいと思っているのに、その額に見合った働きをしたくないと思っていれば、それは思いと行動が合致せず不自然となりますから、上手く行かなかったり、一時的に上手く行ったとしても長続きしないのだと思います。
誰かから、イヤな目にあわされたとしたら、怒りを感じるのが自然です。
なのに、怒ってはいけないという観念により怒りを感じることができなかったり、相手に恩義があるからと怒りを抑え込んだとしたら、それは不自然です。
怒りを感じてそれに対処できれば、問題を遠ざけ、イヤな思いもいずれ解消できますが、怒りを感じることもなくやられっぱなしにしておけば、自分を守れない自分を信用できなくなったり、相手をエスカレートさせたりするのだと思います。
ただ、イヤな目にあったと感じるのが、自分の思い込みで、ただ自分が傷つきやすいだけという場合もあります。
相手はありのままでも、自分が不自然ゆえに自然な相手を受け入れられず、傷ついたりする場合です。
その場合は、傷つくのが不自然なので、怒りの表現をしてもただ自分の立場を危うくするだけで、上手く行きません。
このように、物事は自然の法則の通りになるわけで、別に不思議なことは起きてこないし、突然それだけが起きることもないのです。
こんなはずではないという出来事が起きてきたとしたら、また、続けようと思った事が続かなかったとしたら、希望した人生になっていかないのだとしたら、同じような望まないことが繰り返すのだとしたら、そこに何か不自然な思いや行動があるのではないかという視点で考えてみると、何か大事なことが見つかるかも知れません。
2018年10月07日