人間関係の優先順位

私たちは無意識に人間関係の優先順位がチグハグした行動を、割と取っている。
例えば、家族に背を向けて、SNSで繋がっている人達を大事にするというような感じだ。
SNSで繋がっているだけの人の方が、家族より大事というようなことは実際にはあまりないと思うが、家族との時間を大事にせずに、そっちを優先したりする。

その他にも、近い人より遠い人ほど大事にしようとする傾向が、大多数の日本人にはある(日本人に多い傾向なのかどうかは知らない)。
奥さんのことを『愚妻』などと、わざわざ貶めて外の人に話すことはないだろうか。

あと、お店をやっていて、お客さんが常連になった途端に、手や気を抜くようになったりするということもあるだろう。


遠い人を大事にし 身近な人を雑に扱う理由

どうしてこういうことになるかというと、いくつか理由があると思う。

近い人に対する甘え

人から良く思われたい、好かれたいという欲求によるもの

そういうものだと思っている

等。
それぞれについて説明していこう。
 

① 近い人に対する甘え

近い人(特に家族)は、簡単には離れることはない。
気に入らないことがあったとしても、すぐに離れることはなく、なんとかして関係を維持しようとする。
つまり、許してくれる。

それゆえ、関係が壊れないことに甘えが出て、その人に冷たく当たっても『平気』と思ってしまう。
でも、実は平気じゃない。我慢しているだけだ。

 

②人から良く思われたい、好かれたいという欲求によるもの

近い人とはすでに関係ができているので、今さら好きになってもらう必要はないと思ってしまう。

しかし、遠い人は自分のことをよく知らないので、これから好きになってもらう必要がある。
また、遠い人はまだ深く関係を作っていないので、相手のことをよく知らず、知りたいと思ってしまう。

人は遠い人とは表面的にいいところだけを見せて付き合えるので、遠い人ほど近い人より魅力的に映りがちであることを、忘れてはならない。

 

③そういうものだと思っている

謙遜は美徳と思われているので、身内を下げることで謙遜しようとする。
私は、謙遜したいのなら、身内じゃなくて自分を下げればいいと思う。

 
 

このように、人間関係は優先順位をしっかり意識しておかないと、身近な人には辛い思いをさせて、遠くのどうでもいい人ばかりを大事にしてしまうようなことになりがちである。

でも、大事にしたものしか、残らない。(←これ大事)

残ってほしいもの(優先順位の高いもの)は何かをちゃんと把握して、大事にしないと、いずれ無くなってしまうし、失ってからでは大事にもできないよ。

 

2018年12月13日

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