飛躍のために 急がば回れ
うまく行っているお店の店名やロゴ、メニューなどを、他の人が丸パクリして新しいお店を出し、元々のお店が改名や廃業に追い込まれてしまったという話題を最近よく目にする。
真偽の程は定かではないが、お店のコンセプトやメニュー開発から始まり、全体のレベルを上げて人に認知してもらい、繁盛店にまで作り上げるのは、それはそれは大変な事で、やっとそれが叶ったと思った途端に人に奪われたとしたら、それはそれは辛いことだろうと思う。
もしも本当であれば、奪った人のことは、道義的にも感情的にも許せるものではない。
しかし、「世に出る」というのはそういうことだとも思う。
人の耳目を集めるようになれば、いろいろなリスクも負う事になる。
さる山も7年前、まずお店を作る前に、「整体占い」と「さる山さる子」の商標を取った。
申請が通ってから、お店を作り始め、ネットにも公開した。
(ネットに公開するということは、誰でもその情報を知ることができるということだ。)
もちろん、隊長の指導の下に行った事である。
まだ、お店の影も形もない時に商標を取るわけで、その時は、「半年で撤退するかも知れないのに、まだいいんじゃない?」とも思ったが、いろいろな意味でやっておいて良かったと思う。
数年前に、「これから流行りそう」と思われるキーワードを片っ端から商標申請して、流行ってきたら「商標権を侵害している」として、お金を請求していた弁理士が話題になっていたが、そういうのにつけ込まれるスキになっていたかも知れない。
前もって時間とお金をかけてちょっとやっておくことで、そういった面倒が避けられる。
うちの会社は、「整体占い」も「さる山さる子」も、今さら使えなくなったら、相当な痛手だ。
また、「ただ見るカウンセリング」をメニューに追加する時も、先に商標を取得している。
こういった作業をいちいちやるから、歩みものろいわけだが、「急がば回れ」とはこういうことだろうとも思う。
「あだ」になる前に 片づける
さて、少し前に、『純烈』というグループが話題になっていた。
温泉施設を周り、地道に年配女性のファンを獲得しつつ、紅白を目指してがんばっていたグループだ。
紅白出場が夢だといつも言っていた。
その夢が叶った途端、メンバーの一人が過去にやった事が表に出ることになった。
問題になったメンバーも、『紅白に出る時は、過去のことが出てくるのではないかとドキドキしていた』的なことを言っていた
算命学には、『分身律』という概念がある。(さる命学教室では、陽占法の最後の方で学ぶ)
「かつて自分が発した次元の低い気が、より大きくなって、そして他人の肉体を借りて、自分を攻撃する」
というものである。
次元が変化した時(この場合は有名になった時)に、次元の低い時代にやったことが徒となって返ってくるのだ。
これから大きくなろうという人は、「まだ大丈夫だろう」などと思わず、大きくなった時のことを想定して行動したほうが良い。
別に大きくなろうとは思っていなくても、何がきっかけで世に出ることになるかは分からない。
もちろん、分身律で落ちたからといって、再起ができないわけではない。
しかし、過去のことが気になって、思い切ったチャレンジができないというのも、大きな痛手だと思うんだよね。
2019年01月23日