「自分褒め」で自分で承認欲求を満たす
私はよく、自分褒めをお勧めします。
人は「認められたい」という欲求を持っているものですが、欠乏感の強い人はいくら相手が認めてくれても、足りない・足りないと、飢えたように求め続けます。
この認められたいという欲求を他人に対して強く発揮すると、相手にとってウザい状況になるので、人間関係が悪化して相手が離れることになり、益々認められたい気持ちを強化するという悪循環に陥るのです。
この、認められたいという気持ちがなぜ起きるかというと、「自分から認められたい」からです。
つまり、自分を認めていない人は、他人にそれを求め続けるわけですが、自分で認めないので、いくら他人が褒めてくれても満たされるわけがありません。
そこで、自分で自分を認める為に効果的なのが、自分褒めです。
自分褒めで認められたい気持ちが満たされると、人から認められることを求めなくなるので、周りの人も楽になります。
つまり、簡単にできて世界平和にも繋がる(おおげさ)、けっこう効果的な方法なんですよね。
「自分褒め」の例
やり方は簡単で、ことあるごとに自分を褒めるだけです。
何かができたとき、上手くいったときに褒めるのはもちろんのこと、失敗しようがどんなに悪い思いが頭に浮かぼうが、とにかく褒めるのです。
なぜなら、認められたいのは、うまくいったからではなく、存在自体を認められたいからです。(自分に)
なので、何でも良いんですよ。
心臓動いてる、すごーい!
歯を磨けた、えらーい!
鏡を見て、かわいーい!
という感じです。

観念があると「自分褒め」をしにくい
私はこの自分褒めで苦労したことはないのですが、人に勧めると、結構難しいと言われます。
何で難しいのだろう?と考えていて分かったのですが、私がこの自分褒めを採用するようになった時期は、すでに観念をほとんど手放している時で、どんなことにも良い悪いがなくなっていたからでした。
しかし、観念のある人が自分褒めをしようとしても、「こんなことを考える自分なんて褒められる訳がない」となるようです。
理由なんていらない!「自分褒め」のコツ
なので、褒め言葉への変換のコツをお伝えします。
失敗した系 → がんばった、えらい!
とろい系 → やさしーい
落ちこぼれ系 → 可愛~い
ずるい系 → かしこーい
いつまでもひきずる系 → 我慢強ーい
あとはなんでもいいので、「私、すごーい!」と言っていればいいです。
理由なんて、通っていなくてもいいんです。
ただ、「わたしすごーい!」って、暇があれば唱えているだけでも変わって来ると思います。
人に褒められたいという気持ちの強い人は特に、試してみて下さいね。
2019年07月20日