嫌われるリスク
以前、さとうが忙しくて時間が取れないときに通っていた整体院があった。
とても腕は良いのだが、ここ数年通わなくなった。
なぜなら、明らかな手抜きを感じるようになったからだ。
だれかと電話で話し続けて30分くらい片手のみで施術をしたり、テレビを見ながら施術をするようになって、明らかに手抜き感がある。
何度も通って関係ができたから、気心が知れて気を抜くようになったのか、誰に対しても手を抜くようになったのかは分からない。
しかし、いくら腕が良くても、もしかしたら効果は変わらないのかも知れないが、どうしても足が遠のいてしまう。
先日、その先生と、道で偶然会った。
「どうしたの、元気?最近来ないじゃない。またおいで。」
先生のことはもちろん嫌いじゃないし、世間話に適当に相づちは打つのだが、「手抜きされるので足が向きません」とは、やっぱり言えなかった。
おそらく、話した方が気がつけるので、その先生にとっても利があるだろうとは思う。
しかし、人は自分のやり方に意見っぽいことを言われると、大概人は不快感を示すので、私もわざわざ嫌われるようなことは言わない。
もし相手が身内だったり友人だったりして、愛情が強ければ話すが、その場合でもむしろ、言った側が痛い思いをすることの方が多い。
だから、愛情がないと、言えないのだ。
(仕事となれば話は別だ。もしもさとうがそんな手抜きをしていたら(しないが)、速攻で言う。)

相手が求めていたら 伝えられる
さて、人は、基本的に耳に痛いことは言われたくないので、相手が求めていないときに話したところで、拒否反応が起きるだけで、相手はまず受け取らない。
相手に伝えられるのは、相手が求めている時だけだ。
つまり、話を聞きたいと、むこうから来た人にだけは伝えることができる。
占いの場合、相手にとって非常に耳に痛い結果が出てくることがある。
しかし、そういうことでも、お客様には伝えられる。
なぜなら、占いを受けたい、相談をしたいと、向こうから来るので、お互いに開いているからだ。
占いは、耳に痛いことも伝えられ、また、聞けるチャンスなのだろうなぁと思う。
2019年07月26日