選択のキャッチボール

去年の夏頃、飲み会で、ある人(Aさん)にこんなことを言われたことがあります。
 

 
Aさん 「あんたと話しとると、自分がちっぽけに思えて苦しい。」
 

そら 「えー、比べるからじゃん。それに私、超ダメ人間だよ。すぐ忘れるし、めんどくさがり屋だし。」
 

Aさん 「そういうことじゃない。なんでも分かってますみたいな顔しやがって。あんたは上から目線なんじゃぁ~~~!」(『変われ』というボールを投げてきた)
 

そら 「しょうがないじゃん、分かっちゃうんだから(笑)自分では上から目線のつもりはないけど、そう感じるならなんとか慣れて。どうしてもイヤなら去って。」(拒否ボールを投げ返した)
 

Aさん 「・・・・どっちもできん!!!」
 


Aさん、正直です。そして、カワイイです。


そして、それ以来、ちょっと離れたところで、近寄るでも遠ざかるでもない、微妙な距離を保っています。
 

そらまめイラスト

視点の高さ』という記事の中で、人を変えようとしないことに触れましたが、逆に人から「変われ」と言われたときに、自分にそれが必要ないと思えば、このように拒否することができます。
 

時には相手が離れていくこともありますが、離れるときはそこまでの間柄だったというだけのことです。

ムリして関係を維持しても、どうせそのうち付き合えなくなっていきます。
 

そして、変わることを拒否することで、今度は言ってきた相手が選択のボールを持つ番になります。

Aさんは今のままはイヤだけど、去ることもできないと言っていました。

去れないのなら、今のままの私でもつきあっていけるように、Aさんが変わろうとするでしょう。
 

Aさんから次のボールが投げ返されてくるのに、あとどれくらいかかるでしょうか。

楽しみに待っているのです。
 

2014年03月06日

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