いじめを受けた人へ

少し前、さとうと話していて、いじめを受けた人が、別のところで人に対して、いじめを仕掛けることが、よくあるということを聞いた。

ちょうど、そのメカニズムについて、人の行動を通して見せてもらう機会があったので、

ぐるぐるシリーズ第3弾として、いじめのぐるぐるについて書いてみようと思う。
 

いじめのぐるぐるのメカニズム

いじめを受けると、嫌な気分を思いっきり味わうので、いじめを受けると不快であることをよく知っており、通常、『自分は人に対してこんなことは絶対にしない』と思う筈である。

なのに、やってしまう。
 

これは何故かというと、

いじめをやっている方には、人をいじめているという認識がない

からである。


いじめを受けると、自尊心が損なわれる。

損なわれた自尊心は、傷となるので、回復のためすぐにでも満たされる必要が生じる。

しかし、自尊心を満たすというのは、努力が必要だったりして、そうそう簡単にできるものではない。

そうなると、弱い人や、自分より能力の劣る人を下に見て、馬鹿にすることで、満たそうとする。

そんなことをしていると、当然周りから人が去って行き、さらに自分の自尊心が傷つくことになる。
これが、いじめのぐるぐるのメカニズムである。


拗ねる

つまり、いじめという行為は、いじめたくてするものではなく、傷つけられた自尊心を回復させるために無意識でやっていることなので、本人にはいじめをしているという自覚はない。

ということである。


ところが、受けた方は自尊心を損なわれ、不快感を感じ、傷つくのである。


いじめを受けている方は、たまったものではないが、そこで、損なわれた自尊心を、同じように人を下に見ることで満たそうとしてしまっては、自分も同じような事をしてしまい、そのぐるぐるの中に巻き込まれてしまう。


なんとか、そこから脱出する必要があるので、それを説明する。


いじめ(ぐるぐる)からの脱出

1つ目の方法は、いじめを受けたときに、屈しないことである。

自分にも落ち度があったなどと思うと、自分を変えなければと、相手の言い分を唯々諾々と受け入れることになってしまう。

例え、自分に落ち度があったとしても、そんな扱われ方をする謂われはないわけである。

喧嘩をしてでも、頑としてはねのけて欲しい。
(ちなみに、いじめの場合は相手の自尊心も傷ついているので、やられた方が強く出ると、それ以上エスカレートしない場合が多い)


2つ目の方法。

もしもいじめに屈してしまって、自尊心を損なってしまったときは、認められることを人に求めようとしないで、自分で満たす。


そう、いつもの、『自分褒め 』からである。


どうやら、自分が、過去に受けたいじめのぐるぐるから脱却できていないようだと思う時は、自尊心を満たすために人を見下したりしていないかをチェックして、その上で自分褒め を徹底してみて欲しい。


2016年03月08日

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