人から褒められるのは、嬉しいし気持ちの良いものだと思います。
ところが、『褒められる』ということを過度に求めてしまい、いくら褒められても足りず、もっともっとと人に要求する人がいます。
足るを知るという言葉がありますが、こういった人はいくら褒められても満足しません。
満足しないので、あの手この手で褒められようとします。
周りの人は、いくら褒めてもどんどんエスカレートし、キリのない要求に疲れ果て、だんだん離れて行きます。
そうして褒められなくなり、ますます『褒められたい』という思いを強くします。

「自分」から認められたい
この、『褒められたい』という思いは、『認められたい』という思いからきています。
人は基本的に、人に認められたいという欲求を持っています。
『認められていない』という思いが強くなれば、その欠乏感から『認められたい』という思いは強まり、もっと、もっとと餓鬼のように求めるようになってしまうのです。
この、認められたいという思い、本当は誰に認められたいのだと思いますか?
親? 配偶者? 恋人? 上司?
いいえ、違います。
一番認めて欲しいのは、『自分から』なんです。
いくら、他人から認められ、褒められたところで、自分が自分を認めていなければ、満足なんてできないのです。
つまり、『褒められたい』、『認められたい』という欲求が過度に強い人は、自分を認められていないのです。
自分の認め方 「自分褒め」
周りに対して、もっと、もっとと求めるのは、自分もしんどいし、求められた周りもしんどい。
そこで、自分で自分を認め、その欲求を満たすことができれば、周りに求めることもなくなり、自分も周りもラクになります。
その、自分を満たす効果的な方法が、何度も書いている『自分褒め』です。
何かを達成したときや、うまく運べたときだけではなく、失敗した時も、人に迷惑をかけたときですら、自分を褒めるのです。
『結果は上手く行かなかったかも知れないけど、チャレンジしたのはエライ!』とか、『ナイスファイト!』『そんなところもカワイイ』など、これって褒められたことじゃないよねと、内心思ったとしても、無理矢理褒めていきます。
とても効果がありますので、人に求めすぎて関係を壊しがち、あるいは自分が疲れてしまうという方は、ぜひ試して下さいね。
2018年06月30日